Archive for 7月 2011

不登校問題を考える東葛の会「ひだまり」さんから、ニュースレターが届きました。


今号の特集は、自身が不登校を経験された方のお話。


photo:01



「どうしても、大人の視点だと「こんな生活ではよくない」「まわりの同年代とどんどん学校の勉強に遅れを取ってしまう」「このままでこの先の社会生活が過ごせるのか」などいろいろなことを考える。
でも、正論を述べるその前に、このような生活をせざるを得ない心をまず理解してほしい。だって誰が好き好んでこんな生活を望むのだろうか。正論やアドバイスを述べる前にこういう生活をせざるを得ない心に、ただ寄り添ってほしい。
孤独な子どもであり、孤独な人間に必要なのは、百の正論やアドバイスよりも、一つのそっと寄り添って安心感を感じさせてくれる心だと思う。
「このままでは何も変わらない」と、なんとなく感じつつも何もできない自分がいた。先のことを考えると不安になるし、おのずと現実から目を背けるようにもなる。だから目の前にあることだけで漠然とした、その日暮らしの時間の使い方となる。自分の好きで時間を使っていたものとして、ゲーム・マンガ・パソコン・テレビ、趣味の鉄道や野球などがあり、何か夢中になってる時や取り組んでいるときは余計なことを考えないでいい。人kとで言えば現実を考えなくていいのである。

この箇所がとても印象的でした。

Profile

北星学園余市高等学校で教員をしています。
Instagram