山梨県・ぶどうの会さんからニュースレターが届きました。


「山梨不登校の子どもを持つ親たちのぶどうの会」さんからニュースレターが届きました。


「山梨県・ぶどうの会さんからニュースレターが届きました。」で書いたとおり、先日もぶどうの会さんからニュースレターが届いて、ふむふむと勉強させていただいておりました。ぶどうの会の代表・鈴木正洋さんと奥様の鈴木はつみさんは、自身の息子さんが不登校になったことをきっかけに不登校を考え、活動されている方。



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鈴木さんは、こちらも2010年12月に訪問させていただいた、千葉県の「不登校問題を考える東葛の会『ひだまり』」主催の講演会(11月27日・松戸勤労会館)で講演をされ、その内容が掲載された『ひだまり』ニュースと共に、送付してくださったわけです。

感謝。

「不登校、その意味と対応 ~子どもを信じて任せて待つとは~」

と題された講演会の内容は、私が日々、入試委員長としてまた教育相談会でお父さん・お母さんの相談を受ける中で、まさに感じていたことがたくさん書かれてありました。「そうそう、そうなんですよね」と思いながら、首を縦に振っていました。

私が相談を受けている中で思うのは、お父さんもお母さんも「どうしたらいいかわからずに悩んでいる」から「現状を打破するための、答えを求めている」なぁ、ということ。

この「答えを求める」というのは、意外と曲者で。何か特効薬のような、はたまたマニュアル的な「こうすれば、よくなります」みたいなものを求めておられる方がたくさんいらっしゃるのですが、そうじゃないんですよ、、、といつも思うわけです。その気持ちは十分にわかるのですが、そうしても子どもの状況は変わらない。

言うは易し行うは難しですが「どうすれば子どもが元に戻るか」という考え方は、より一層、子どももお父さん・お母さん自身も苦しめることになる。これは私が相談を受けてきた経験上、ほぼ間違いないことです。「親として受け止めがたい現状を受け止めたうえで、この子をどうやって育てていこうかしら」と考えること。

このニュースレターに書かれていることは、どれも当たり前のことで、人と人とが関わり合うことの根底に据えられるべき所作が記されている。そして、それに基づいて自分を観て、相手を観ると自ずと導き出される事柄が書かれてありました。

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北星学園余市高等学校で教員をしています。
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