【うれしい電話】
分かち合える喜び

joy

先週の金曜日に学年末の修了式を迎え、今週に入ってから追試・補修期間が始まっています。教員は追試・補修をやり、次年度の分掌に向けての準備に取り掛かる時期。入試も大詰めを迎えつつあるわけですが、今週の頭から予約面接試験がぽつぽつと入っています。試験と追試・補修の合間を縫って、私もそれまでの入試委員会の資料を整理して、次年度利用しやすいようにカスタマイズしています。


掃除を始めると、結構、泥沼にはまるタイプの人間でして、2003年からの画像ファイルがCD-Rに焼かれて、棚からあふれんばかりの状態になっている。目が行ってしまった僕の負けでした。外付けHDDにそれらをコピーしてあふれるCD-Rはお蔵にインさせてしまおうと思い立ったが、、、吉日(?)。


CD-Rという文明の利器も、出始めのころは「手軽でいいね!」「大量の画像をこの一枚に保存できるし!」なんて言っていたはずですが、気がつけば100枚を超え、目的のものを探すのに一苦労。使わないものはしまってしまいます。その作業もすでに終え、明日からは何をしようかわくわくしている状態です。


今日はそんなことをしていた私に嬉しい電話が。19:00頃、学校の電話が鳴り、喜び勇んで受話器を取ったところ、栃木県にある適応指導教室の方から。


先頃、卒業を迎えた生徒が適応指導教室の方のところに、卒業の報告に伺って、北星余市での生活や思い出を語り、その成長を嬉しく思ってお電話下さったとのこと。昨年度に私自身がその子の学校の様子を伝えにお伺いさせてもらったときにお会いしていて、その風景が。とても素敵な適応指導教室だったんです。田んぼの真ん中にあるんですけど、昔ながらの家で(かやぶき屋根だったかな)、囲炉裏があって、とにかく暖かい。人も場所も。


そのお電話は、本当にうれしい電話でした。彼自身が3年前に比して、たくましく成長した、と。3年前以前の彼の姿を我々は見ていないわけですが、当時を知る先生はその3年後の姿をそう評価して下さった。


僕がうれしいのは「我々教員のして来た事がうんぬん、、、」というのではなく、「北星余市」という場が、つまり仲間、クラスメイト、先輩、後輩、下宿の管理人さん、PTA、教師、地域の方々、この土地柄など、全てのものがうまく機能して、その中で彼自身が頑張って成長したこと。そして、その喜びを、彼を知る人と分かち合えた事。




心がとても喜んだ一日の終盤でした。

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北星学園余市高等学校で教員をしています。
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