PTAOBが余市に。ありがたい余市町への思い。

今日は45期PTAOBがはるばる余市までやって来てくれた。2013年11月10日(日)に東京で開催される「イキイキと生きる進路をひらくために」~親・学校・地域にできること~というイベントで、余市町の果物などの物産を販売するために、余市町や農協を回って打合せ。そのためにきてくれた。わざわざ、北海道まで。

北星余市のPTAは、北星余市を愛してくれている。北星余市のみならず、3年間、子供たちを育んでくれた余市町という町まで愛してくれている。今回のイベントでの物産販売も、利益抜きでイベントに来てくれる人達に、余市の味覚を堪能してほしいという思いで動いてくれている。なんとありがたいことか。

不登校や非行を経験したり、そうでなくても進学校での勉強に疲れたり、部活動で故障してしまったり、一旦入った高校で目的が見つからず中退したりといった挫折を味わってから、やり直しをかけて来る子供たちの多い学校だが、そういった子供たちを育むには、地域の包容力なしにはなし得ない物がある。生徒減に悩まされる北星余市を思って「札幌等の都市部でこの教育をやってはどうか?」と提案してくれる人もいるが、この教育はこの土地だからできる面が大きい。そんな余市町で3年間の高校生活をし、子供たちの成長を与えてくれる土地への感謝と敬愛の念がこもっている。本州の百貨店やイベントなどの物産展で「余市」の文字をみるだけで、ついその商品を買ってしまうほどらしい。

夜は先日のブログで紹介した11月のイベントの打合せと称した飲み会。校長と松本さんも余市に合流して。楽しい時間だった。

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北星学園余市高等学校で教員をしています。
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