【地域の助け】
「地域と若者自立支援活動に関する共同公開ゼミ」に参加してきました。

2010年3月14日(日)に開催された「埼玉大学教育学部安藤ゼミ」と「青少年自立支援センタービバハウス」の共催による共同公開ゼミに出席。


(参考:余市テラス http://comiresu-hokkaido.net/blog/3/173.html )


「青少年自立支援センタービバハウス」は、10年前から余市町でニート、ひきこもりと呼ばれる困難を抱える若者の自立支援活動に取り組んでいて、本校の元教員である安達先生が運営されている。若者支援を研究テーマにしている埼玉大学・安藤ゼミの研修を昨年の夏にビバハウスが受け入れ、それがきっかけとなって今回の運びとなったとのこと。


引きこもりと呼ばれる若者は、2005年の時点で150万人以上(NHK福祉ネットワーク調べ)、ニートと呼ばれる若者は、現時点でも60万人以上おり大きな社会問題である。しかも、これらの若者は年々増加と高齢化している現状がある。これらの若者に対する自立支援をどう行っていったらよいのか、これが今回のテーマであった。


具体的な内容としては、これら若者自立支援の取り組みに地域がかかわっていくことへの模索と事例の紹介であった。


ニートや引きこもりを経験している人たちの中には、中学校や高校時代に不登校を経験し、その延長線上にそのような状態となっている人も多いという。そういった現状を踏まえると、我々学校教育が現場において不登校の子どもたちにたいして、どのような営みをしていくべきかを考えさせられる時間だった。また、地域にある学校として、そういった取り組みにいかに協力していくことができるのかも考えさせられる時間だった。


深く考えがまとまっているわけではない。むしろ、今回の話を聞いて、僕自身開眼させられた思いでいるが、今後、そういったことを考えるきっかけにしたいと思う。

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北星学園余市高等学校で教員をしています。
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