これで4度目でしょうかね。
16:00頃からの分散会で、NOCA!のアリーさんとご一緒することができました。
司会の方の「立ち直ったきっかけはなんですか?」という問いに、アリーさんは「立ち直ったという感覚はない」という。うんうん、やっぱりそういう感じ方ですよね。
- 「非行」(そもそも「非行」ってなんなの?)をしなくなること
- 周りに迷惑をかけなくなること
- 人の気持ちを考えられるようになること
例えばこんなことをもって、「立ち直った」とか我々は表現しがちだけど、ちょっと違うと思うんですよ。感覚が。
これ「もともとはいい子だった。世間の流れに乗っていた子だった。けれど、何かのきっかけで道を外れてしまった。悪い子になってしまった。けれど、良い子に戻った。流れに戻った」という発想だと思うんですよね。
もちろん、そういう子もいると思うんだけど、大半は人が変わるわけではないので「そういう自分」も含めた今の自分という結果でしかないんじゃないかと。
そうそう、そう考えてみたら、僕らの学校でも「あの子、成長したね!」ということはあっても、「あの子、立ち直ったね!」という言い方はしないもんな。
過去の自分があって、今の自分がある。生きるって、そういうことだと思うんだよな。
「非行」をしている子を抱えている親御さんが悩むのは当然なんだけど、その悩みを増大させている一つの要素は「この子を元に戻さなければならない」という発想なんじゃないかな、と考えてみた今日の分散会でした。