「ちょーかーとのかたから電話がありましたよ」
出張あけの朝、いつも電話をとってくれている安藤さんから声をかけられる。
「はい?なんて?」
「ちょーかーとの・・・」
「ん??」
僕は日本人だけど、なぜかこの日本語が聞き取れないし、理解できない。
うーん…
名刺を預かっていたようで、見てわかった。
チョークアートのLOVEIさん。
LOVEIさんは、ラビさんと読む。
あー!2012年8月に余市の青年会議所が主催して余市の未来を考えるセミナーがあって、そこで未来図を書いていた方だ。なんだろ、お電話?と思っていたら、ラビさんからかかって来た。
「北星余市のために何か私にできることはないか」
なんとストレートでありがたい。
早速、学校にご足労いただいて、90分近くも話し込んだ。
色々と聞かせてもらった。
13年前、北星余市で行っている弁論大会(後志の地区大会をかねているため、他の高校の生徒も出場できる)に出場した経験があるとか。そのとき、初めて北星余市に足を踏み入れ、会ったこともないよその高校の生徒がステージにたち弁論をしているにも関わらず、うちの子らは「がんばれー!!」と声援を送ったらしい。うちの子らしい。
そのときに感じた北星余市への思いを心にあたため、余市町に存在する北星余市のことを思って、申し出てくれた。
北星余市で弁論をしていたなんて知らなかった。本人もきっとあのときの経験がここにつながるなんて思ってもみなかっただろう。そして、つい去年にチョークアートを通じて、間接的にお互いの存在をしっていた。LOVEIさんからコンタクトをとってきてくれたからつながったんだけど、そういうご縁なのだろう。
早速質問攻め。答えに質問を重ねる。面接しているわけじゃないけど、なんだか興味がありまして。そして、一通りきいて、一通り話して口から出た言葉。
「じゃ、近いうちに飲みに行きましょう!」
我ながらなんておかしな展開。酒、飲めないくせに。まぁ、そういう気持ちになったんだから、それでいいんでしょう。きっと、笑。