【ある共通認識のもとにひとつの曲を織り成す】
JAZZ --- そして教育との共通点


Photo by ~MVI~

今日は久々に空いた時間が30分ほどできたので、いつも北星余市を応援してくださるコミュニティレストラン・B&B「余市テラス」さんを久しぶりに訪問させていただいて、ちょっとJAZZのお話。
 私自身、JAZZというジャンルの曲はあまり聞かないのですが、YouTubeのスライドショーを作成するにあたってJAZZの曲を使わせてもらうことをきっかけに、ちょっと興味があったので。曲を選ぶ際に、何曲か聞いて選ぶわけですが、一口にJAZZといってもいろんな雰囲気があるわけですね。私がいつもパンフレット作成等でお世話になっているブリューさんは、それを「匂い」といっているのをふと思い出しました。


余市テラスさんには、JAZZのCDがたくさん並んでいる。ふと聞いてみました。


「JAZZって、その中にもジャンルがあるんですか?ROCKでいう、HARD ROCKやHEAVY METALがあるように…」



とお聞きすると、

「分ければあるが、基本的にはなんでもありなのがJAZZ。基本となる拍子などをもとに、あとは演奏するなかで、そのプレイヤーの一致するところでひとつの曲を織り成す。即興も多く、それがJAZZの魅力。即興なんかは特に、こうしよう!という細かい打ち合わせもなく、基本的なことだけを決めて、あとはその場で素敵な曲を奏でる。その分、いろんな雰囲気もでるし、奥が深いんですよ」というような趣旨のお答えが。

なんだかわかりませんが、北星余市で日々実践されている教育の「雰囲気」をそのJAZZの中にふと感じた瞬間でした。

基本的な教育理念、生徒観、指導の方向性などをもって、目の前にある出来事に、個々の教員の持ち味や経験に基づく感、その場の判断で指導に当たる場面が目に浮かびました。毎日のように学年部会を開いたり、生徒指導の前に打ち合わせなどをすることは基本であったとしても、結局、まさに目の前にあるそのときに個々の教員がどう動き、どう連携して指導を行うかの繰り返しが、教育活動の根っこにあるような気がしたのです。そのときにあるのは、なんていうか、、、打ち合わせの詳細よりも、パートナーの雰囲気といいましょうか、ひととなりと言いましょうか。この人ならこう出るだろうから、自分はこういう路線で話をしてみようとか。
ふーむ、そう考えると、自分たちのしていることは、JAZZちっくなのかもしれない?なんて・・・そんな風に考えた30分でした。

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北星学園余市高等学校で教員をしています。
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